今日は「即位礼正殿の儀の行われる日」。新天皇陛下の御即位をお祝いする今年限定の「国民の祝日」です。
皇位継承などの皇室に関する事柄は、昭和22年（1947年）に制定された「皇室典範」に定められていますが、天皇の「退位」については定められていません。そこで、天皇陛下の御退位と新天皇（皇太子）殿下の御即位を実現するための「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が平成29年6月に制定され、天皇陛下が今年4月30日限りで御退位され、皇太子殿下が直ちに御即位されました。
御退位の日には、国事行為である国の儀式として「退位礼正殿の儀（たいいれいせいでんのぎ）」が行われ、御即位の日には「剣璽等承継の儀（けんじとうしょうけいのぎ）」などが行われました。そして、今日（10月22日）、新天皇（皇太子）陛下の御即位を公に宣明される「即位礼正殿の儀（そくいれいせいでんのぎ）」などが行われます。
今回のように、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が同時に行われるのは約200年ぶりのことであり、憲政史上初めてのことです。
国民こぞって御即位に祝意を示すため、「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」が制定され、今年限定の「国民の祝日」に定められました。

新天皇殿下が御即位され、新たな元号になった今年は、私たち日本国民にとっても特別な年といえるでしょう。

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